
NFTを始めたいけど何だか難しそう…。
自分でもできるのだろうか。
このように悩んでいませんか。もしそうなら非常にもったいないです。なぜならNFTは思っているよりもずっと簡単に始めることができるからです。
本ページでは、初心者でも簡単にできるようにNFTの始め方を解説します。ぜひ実践しながら読み進めてください。そうすれば、早い人で数十分、遅い人でも1〜2時間でNFTを買ったり、販売したり、自分の作品を出品したりできるようになります。
NFTの市場は、いま爆発的に市場が成長しており大きな注目を集めています。
たとえば日本でも2021年の8月に、小学生が夏休みの自由研究で作ったピクセルアートを、NFTとして販売したら380万円もの売り上げになった、という事例が有名になりました。
このように未知のチャンスに溢れている世界なので、特にこれからの時代のクリエイターやコレクターは、今ここでいち早く行動するようにしましょう。
NFTとは
NFT (Non Fungible Token) はブロックチェーンを使った新しい技術です。
簡単に説明します。
まずブロックチェーンは、「あるデジタルデータを、世界に一つしか存在しない複製不可能なものとして、現実世界で取引することを可能とするテクノロジー」です。そして、この「世界に一つしか存在しない複製不可能なデジタルデータ」のことを“NFT”(代替不可能なトークン)と言います。
それではデジタルデータが唯一無二の複製不可能なものになるとどうなるのでしょうか?
例として絵画などの美術品を考えてみてください。ピカソの絵に信じられないほど高値が付くのは、それが超一流の画家が描いた、世界に一つしかない、複製不可能な作品だからです。
NFTもこれと同じような性質を持っています。
今まではPDFや画像といったデジタルデータは、いくらでも複製可能なものでした。そのため絵画や美術品などのような貴重品としてデジタルデータを売買することは不可能でした。しかしNFTという技術のおかげで、あらゆるデジタルデータを、絵画や美術品のような貴重品として扱うことが可能になったのです。
さらにNFTには、美術品にはない機能としてロイヤルティ販売が可能という特徴があります。これは作品が転売される度に、クリエイターにあらかじめ設定された報酬が入る仕組みのことです。これによって、クリエイターは今までよりも遥かに適正な報酬を得られるようになります。
このようにNFTはブロックチェーンによって可能となった素晴らしい技術です。
結果として、2022年現在、このNFTの市場は爆発的に成長しており、大きな注目を集めています。
NFTの始め方
それでは、ここからNFTの始め方を解説していきます。
手順は次の通りです。
- 仮想通貨取引所の口座を開設してイーサリアムを購入する
- MetaMaskをインストールしてイーサリアムを送金する
- NFTマーケットプレイス(OpeanSea)に登録する
一つずつは、ほんの数分〜数十分で終わりますので早めに終わらせておきましょう。
仮想通貨取引所の口座を開設してイーサリアムを購入する
NFTは仮想通貨で売買します。そのため、まずは口座を開設して、仮想通貨を手に入れる必要があります。
初心者にまずオススメの口座は、手数料が無料で画面がシンプルで使いやすいコインチェックです。また、すぐにでもNFTを始めたい人は、素早く口座開設ができるビットフライヤーもおすすめです。
リスク分散のために2つとも開設しておくと良いでしょう。
そして口座を開設したら、NFTの売買で使われる仮想通貨であるイーサリアム(ETH)を購入します。
口座開設から実際に仮想通貨を購入するまでの具体的な方法は以下のページで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。




MetaMaskをインストールしてイーサリアムを送金する
続いてMetaMask(メタマスク)をインストールします。
MetaMaskは仮想通貨を入れておくためのデジタルな財布(ウォレット)です。現実世界で買い物をするときに、あらかじめ財布に入れておいたお金を使うのと同じように、NFTの売買をするときは、このデジタル財布の中にあらかじめ入れておいた仮想通貨を使います。
なおMetaMaskは無料で手に入れることができます。ただし手に入れただけでは使えません。
現実世界では買い物の前にATMから降ろしたお金を財布に入れておくのと同じように、NFTの売買を行う前に仮想通貨口座からこのデジタル財布にイーサリアムを移しておく必要があります。
これを「送金」と言います。
MetaMaskをダウンロードする方法と、MetaMaskにイーサリアムを送金する方法は、以下のページで解説していますので、ぜひご確認ください。


NFTマーケットプレイス(OpenSea)に登録する
最後にNFTマーケットプレイスに登録します。NFTマーケットプレイスとは、単純にNFTの売買が行われている場所のことです。
NFTマーケットプレイスはいくつかあるのですが、今、世界でもっとも、かつダントツに人気があるのはOpenSeaという場所です。そのため現在NFTの世界に参加するならOpenSea一択です。
そこで、ここではOpenSeaに登録する方法を解説します。
まずは公式サイトにアクセスして”Create”をクリックします。


MetaMaskを選択します。


それぞれ青ボタンをクリックしていきます。


これでOpenSeaとMetaMaskを紐づけることができました。
続いて、右側の歯車のボタンをクリックしてください。


ここでプロフィールの設定ができます。最低限、UsernameとEmail Addressは入力しておくと良いでしょう。入力したら画面下の”Save”を忘れずにクリックしておきましょう。


メールアドレスを登録すると認証メールが届きますので、メールを開いて”VERIFY MY EMAIL”をクリックしてください。


以上でOpenSeaの登録は完了です。
これでNFTの売買ができるようになりました。
NFTの買い方
続いてNFTの買い方を解説します。とても簡単です。
まずは画面上のメニューから”Explore”を選択します。


検索して探すこともジャンルから探すことも可能です。


欲しいNFTが見つかったら、”Buy now”ボタンをクリックします。


価格の確認をして、OKなら、チェックボックスにチェックを入れて、”Checkout”をクリックします。


これで購入完了です。
購入したNFTは、プロフィール上で自分のコレクションとして表示されます。MetaMask上でも確認することができます。
なお購入する際には手数料がかかるのですが、その手数料のことをNFTの世界では「ガス代」と言います。上記のNFTの価格と、このガス代を加えたものが総支払額になります。
NFTの販売方法
次にNFTの販売方法を解説します。
まずはプロフィールページから、販売したいNFTを選択してクリックします。そして画面右上の”Sell”というボタンをクリックします。


ここから販売方法を選びます。販売方法は以下の4種類があります。
- 定額販売
- オークション
- ダッチオークション
- プライベートセール
それぞれの設定方法を見ていきましょう。
定額販売で販売
その名の通り自分が設定した価格でNFTを販売する方法です。この場合は以下の通り設定します。


オークションで販売
人気のあるNFT作品で購入希望者が多いと考えられる場合は、定額販売よりもオークション販売の方が高値で売れる可能性が高くなります。
オークションで販売する場合は以下の通り設定します。


ダッチオークションで販売
ダッチオークションは、時間が経つにつれて、価格が徐々に下がっていく販売方法です。そして入札が入った時点で取引が成立します。そのため価格感を外さなければ、比較的すぐにNFTを売ることができます。
次のように設定します。


プライベートセール
プライベートセールは特定の人に販売する方法です。次のように設定します。


以上がNFTの販売方法です。
NFTの出品方法
自分のオリジナルのNFTを出品する方法を解説します。
まずは上部メニューの”Create”をクリックします。


“Create New Item”というページになります。ここに、あなたが作成した画像や音声、動画ファイルなどをアップロードしてNFT化することができます。
入力項目はいくつかありますが、最低限、ファイルと作品名を入力すればOKです。入力が終わったら、画面下の”Create”をクリックします。


すると作品がNFT化されて、自分のプロフィールページでコレクションの一つとして表示されます。


あとの流れは、上述のNFTの販売方法と同じです。
まとめ
以上、初心者のためのNFTの始め方を解説しました。
NFTは日本ではまだメジャーではありませんが、海外を中心に、その市場は爆発的に伸びています。その成長速度は、歴史上のどの市場よりも早いものとなっています。
NFTに興味があるなら、迷っている時間が本当にもったいないです。今すぐ行動しましょう。
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